NT企画
2004.7.25 8耐決勝(Part-1) 好調なスタート 記事リストへ





 決勝当日は、昨日の晴天ではなく、曇りとなった。ペアで102才のコンビには少しは過ごし易い天候となったが、名古屋方面では、大雨が降っていると言う情報があり、雨の心配もしなければならない。

 水谷・松本は午前8時に鈴鹿入り。すかざず、今日のタイムスケジュールの確認や段取りを打ち合わせする。昨日の「風の会」での疲れが少し残っているとの事だが、そんな事は言っていられない。目標の200周をなんとしても達成するとの2人のライダーの意気込みがこちらにも伝わってくる。

 今回は、スタートとチェッカーを松本に託す事にした。松本はスタートライダーは8年ぶりという事で、コケないように等と、スタッフの皆に激励を受ける。

 いよいよ、マシンがコースイン。
 各マシンが、コースに出ていく。乾いた排気音がサーキットに響き渡る。

 カウントダウンとともに、ル・マン式スタート。一斉にマシンに駆け寄るライダー。松本も慎重にスタートした。昨年は、ヨシムラのマシンがスタートして転倒、炎上という波瀾があっただけに、スタートの混乱やタイヤが温まっていない時のグリップ不足による転倒は、十分に気を付けなくてはならない。

 順調に松本は周回を重ねている。ところが、「松本転倒!」という実況の言葉が鈴鹿を駆け抜ける。しかし、松本のマシンは、我々の前を駆け抜けていく。今日の実況は間違いが多すぎる。
 皆、安堵の表情を浮かべる。しかしながら、転倒車も続出し、10周目あたりに、ペースカーが入る。(このペースカーは、トップの宇川選手が通過したのを待って、コースインしたので、物議を醸し出している)今年の8耐も波瀾を予感させる。

 かなり長い時間、ペースカーがコースに入ったままだ。 松本も、モチベーションを下げる事無く、黙々と周回を重ねる。しかし、松本の脳裏には、200周がこのままだと実現できないのでは?という焦りも少しあったそうだ。

 20周を走りきり、水谷と交代する為ピットイン。順位は40位だ。
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