2005年7月29日。天候は晴れ。コースはドライコンディション。夏の8耐というには体感気温は少し涼しく思える鈴鹿だが、路面温度も40度を超える中での予選となった。
MIIRは前日のフリー走行では、サスペンションのセッティングが決まらず、不安材料を抱えての決勝となった。
しかしながら、予選Bグループ第1ライダー1回目の走行で、水谷は今期最高の2'15.623とベストタイムを叩き出した。
ペアライダーの石川もベストに近い、2'14.663と予選突破のタイムを叩き出す事ができた。
予選2回目は水谷は無理せず、決勝用にマシンを調整する方向で走りを行い、石川も明日に向けて調整をくり返した。
結果JSB仕様のマシンとしては、ノーマルに近いコンディションのマシンとしてはベストとも言えるタイムで、37番グリッドを獲得した。
チーム監督の岡本の指示は的確で、徐々にマシンセッティングは仕上がっていく。
もう少しはやくマシンの方向性が決まっていれば、石川の走りで13秒台も狙えたかも知れないが、来年の課題として検討を行う予定だ。
いずれにしても、8耐決勝目前で転倒する訳にはいかないのでこの結果でチームとしては満足だった。
それにしても、今年はWalter Wolfカラーを復活させての走行という事で、正式に許可が降りたのが1ヶ月前だったため事前に告知があまり出来ずにレース本番を迎えたが、当時のファンの方々(他メーカーのメカニックの方等)の写真撮影や応援の言葉を沢山頂戴し、水谷の力になったと思う。
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走り終えて、マシンセッティングのミーティング |
出番を待つ石川選手 |
石川の走り |
水谷の走り |
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