2008年6月7〜8日、鈴鹿300kmが行われた。8耐の前哨戦というべきこのレースにTeam MIIRは、オオニシヒートマジックのサポートして参加。これは、今年の鈴鹿8耐で「風の会」でのボランティアの高校生の代表をチームクルーとして受入を行うために、大西選手が名乗りをあげて頂いたことで、水谷がチーム監督して参加し、MIIRのメンバーがスタッフとして参加を行うと言う決定により、このレースからサポートを行う事となった。
今回オオニシヒートマジックは、ペアライダー未定の為、300kmをライダー交替なしで戦う事となる。約2時間をひとりで走るハードな展開となる。
今回も岡本氏にセッティングなどのアドバイスを頂いた。事前の天気予報ではレースウィークは生憎の雨との予報だったが、天気が荒れる事はなく予選・決勝を迎える事ができた。
予選は31番グリッドを獲得。
そして、決勝当日は夜のうちに降った雨も上がりウォームアップランの時には所々ウェットパッチがあった程度で、決勝の時刻は蒸し暑く快晴となったものの、ライダーには辛いコンディションとなった。
久しぶりに鈴鹿サーキットに姿を見せた水谷は、多くのファンからサインや写真撮影を求められ、本人は大変うれしく、感激していた。
いよいよ、決勝の時刻。ル・マン式スタートとなる。そして、カウントダウン(MCのピエールさんのずれがお茶目でしたが)。一斉にマシンへ駆け寄り、1コーナーに消えてゆく。大西選手は良いスターを切れ、グリッド順位より上位で1コーナーへ飛び込んでいった。
その後、S字コーナーで1台のマシンが転倒。と同時に後続のマシンがスケートリンクのように次々と転倒し、前代未聞の多重クラッシュとなり、赤旗中断。
大西選手も巻沿いを食らっていた。ピットロードに戻ってきたマシンは、ステップが折れており、カウルも割れている。メカニックをはじめスタッフ総出でマシンの修復に取り掛かる。
再スタートのギリギリでマシンは修復されコースへ戻った。
そして再スタート。順調にラップを重ねるも31ラップ目に接触による転倒リタイアとなった。
8耐ではペアライダーとして、浜口喜博選手を起用してのチーム体制が決まった。8耐では完走が最低条件となる。絶対にリタイアは許されない。高校生のためにもチーム一丸となって戦う決意です。
なお、記者発表会では、水谷の復帰の紹介に際して大西選手が涙で言葉を詰らせる場面も。
チーム名はまだ未定ですが、仮称「オオニシヒートマジック with Team MIIR」を是非とも応援お願いいたします。
|