2004年5月29日、鈴鹿8時間耐久レースレースの前哨戦ともいえる鈴鹿300km耐久レースの公式予選の日を迎えた。
今年から2Dayの日程で、昨年の決勝200kmから300kmと日程も短縮し、決勝では距離が延び、ハードなレースとなった。
天候は晴れ。決勝の明日は、あいにくの雨の予報である。
5月23日の竜洋テストコースでのテストの時点では、まだまだセッティングが詰められていないという状況で今年は、マシンのセットアップに苦労しているとの事。
AM8:00から予選A組み1回目の特別コース走行がスタートした。
まずは、水谷勝が走行開始。そして直ぐにパートナーの松本吉弘にバトンタッチし、今日のマシンの感触をチェックした。
再び、水谷と交代し水谷の走り込みが開始される。
走行を終えた松本は、スタッフにマシンの感触を説明を行い、セットアップの方向性を詰めていく。
今年のマシンは、前年よりもセットアップに苦戦している。現状では走りにくいという事だ。
そして、40分のテスト走行時間を消化し、AM9:45から40分間の予選A組み2回目の特別コース走行がスタートした。
ここでセットアップを終了しないと、午後の予選でタイムが期待できない。
ベテランの2人は的確に、メカに修正の指示を与える。
徐々にセットアップが進んでくる。
水谷は、予選落ちは無いだろうと、余裕の表情。本当に54歳?と思わせる走りは、水谷の魅力である。
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